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新米薬剤師として一歩を踏み出す
研修が続いています。
指導してくださった方は、面接の際にもお世話になった方です。
厚生労働省にもパイプがある方のようで、内輪話なども盛り込んでお話をしてくださってとてもためになりました。
薬剤師不要論もあるってほんとなの?

厚生労働省では、薬剤師不要論を唱える方もいるんだとか・・・。
えぇ 薬剤師を廃止したらたいへんなことになると思うんだけど。
薬の作用機序はますます複雑化しているというのに。
医者がすべてをカバーしなければいけなくなるということ?
それは無理でしょ。
薬剤師になった先輩方は、「医者は薬のことをあまり知らないよ」を口をそろえて言っています。
そもそも日本は諸外国に比べて、薬剤師の地位が低すぎる。
日本のように保険制度が完備されているところは少ないので、病院に行くのには、とても費用がかかる。だから、ちょっとした病気や怪我では病院にはかからない。そこで、薬局に行って薬剤師さんによく相談し、薬を出してもらう。そのため、薬剤師の地位は日本に比べると、とても高いと聞いています。
・・・などと、心の中で思いながらお話を聞いていました。
今はまだ、薬剤師の数は足りなくて引手あまたですが、今後はどうなるかわからないのでしょうか。心配です。
早く薬剤師免許申請をしなければ
会社から早く薬剤師免許の申請をするように言われました。
役所に行って書類をそろえ、薬剤師免許の申請をしなければなりません。
薬剤師免許は申請して、薬剤師名簿に登録されなければ薬剤師国家試験に合格していても薬剤師業務は行えません。実際に登録が完了するまでには、申請から1~2か月はかかるそうです。
その間、薬剤師手当がつきません。ですから、1日も早く薬剤師としての登録を完了させなければなりません。薬剤師手当は25000円/1か月 とのこと。
これを棒にふるのはもったいないことです。

調剤薬局での研修1日目
アイン薬局などの大手では、新任研修が2か月ほどびっちりあって、新人ばかりが集められて研修をするそうです。
私は地元の小規模の調剤薬局のため、今日からは現場に出ての研修です。
こちらにはブラザー制度というものがあり、新人の研修を担当してくださるブラザーの方が決まっています。その方の後ろについて、作業を見ながら勉強をさせていただきました。

また、薬の棚は、頻繁に出る薬は目の高さに配置されています。そうした薬の商品名をメモをとりながら覚えるようにとも言われました。
こちらの規模だと、薬歴は手書きです。学生時代、アイン薬局に見学に行ったときはプリントされていました。軟膏もアイン薬局では薬の分量を量って機械に入れると自動的に練り上げられてきましたが、こちらでは軟膏は手で練ります。もちろん、軟膏の練り方は大学で教わってきています。
薬の取違いには十分注意しなければならない
また、薬の取り間違いは患者を殺してしまいます。じゅうぶん確認して注意するようにと言われました。アイン薬局の場合は、バーコードを通すので、薬の間違いはバーコードが通らない時点で発見できますが、こちらではそのようなバーコードはありません。なるほど、薬を取り間違って患者さんにお渡ししてしまう危険性がないとはいえません。よほど気をつけなければなりません。
1日の最後に研修レポートを送って初日は終わり

あれやこれやと薬局の中の流れを勉強させていただきながら、調剤薬局での研修1日目が終わりました。終了の15分前に時間をいただき、研修レポートを書いて副社長にメールで送って本日の研修が終了です。
