薬剤師転職

薬剤師の悩みまとめ(調剤薬局・ドラッグストア・製薬会社や企業・病院)

どの職種でも、それぞれに悩みはつきもの。
誰もが苦労しながら働いていると言えるかもしれません。

でも、理想は楽しくやりがいのある職場。
そういった職場での勤務のためにも、
薬剤師の悩みには、どんなものがあるのか調査してみました。

薬剤師の悩み3つ

薬剤師の職種の主要なものは、大きく4種類に分けることができます。

・調剤薬局
・ドラッグストア
・企業(製薬会社など)
・病院

もちろん、職種別に悩みは異なるのですが、全体に共通する悩みに順位をつけると、下記のようになります。

薬剤師に共通する悩みベスト3

1.人間関係に関する悩み
2.勤務時間や残業、休日出勤などに関する悩み
3.仕事のやりがいに関する悩み

やはり、どの職業でも人間関係は悩みのトップに躍り出やすい項目。とくに調剤薬局の場合には、職場の人数が少なく、狭い環境の中での仕事となるため、いったん人間関係に亀裂が入ると修復が難しい場合もあるようです。

薬局薬剤師の悩み 人間関係で悩む人は多い

それでは、それぞれの職場の薬剤師が抱える悩みをランキングにしてまとめてみます。

調剤薬局の薬剤師の悩みベスト4

調剤薬局の薬剤師の悩みベスト4

1、薬剤師の人数が少なく仕事がハード

2、給料のわりに勤務時間が長く休みが少ない

3、人間関係が閉鎖的

4、単調な仕事にやりがいを感じられない

薬剤師の人数が少なく仕事がハード

「仕事がハード」つまり、薬剤師の数が足りず調剤に追われる、ということです。
ひとりの薬剤師が調剤できる処方箋の数は上限が決められていますが、それは1年を通しての平均値として出すため、一定の混み合う時期には、たいへんハードになってしまうことがあります。

もし、転職を考えているのなら、そのあたりの実態をしっかりと転職会社に把握してもらうことが必要です。

給料のわりに勤務時間が長く休みが少ない

薬剤師の給与は、都市よりある程度の地方のほうが高いと言われています。薬学部の少ない地方都市などでは、薬剤師の数が足りず、結果的に給与は高めになっています。したがって、地方によって、薬剤師の給与には、かなりの差が生じています。

全国の薬剤師の平均年収は350万~600万とされています。
これだけでも、ずいぶんな差がありますね。

また、門前薬局の場合、病院の稼働時間に合わせることになるので、
土曜日は半日、日曜・祝日は休み、というところが多くあります。

けれども、最近では土日に開業している医院も増えているため、おのずと薬局も休みが少くなる傾向にあります。

人間関係が閉鎖的

調剤薬局は小規模のところがほとんどです。
したがって、1店舗あたりの職員の数も少人数になります。

人間関係がうまくいっているときは、やりやすいのですが、いったん何かのトラブルがこじれてしまうと、常に顔を突き合わせなければならないことがストレスになってきます。

あるいは、「女性ばかりの職場でお局さんにいじめられた」などの事例も少なくはありません。また、女性の先輩薬剤師にいじめられているという新人男性薬剤師の実例も実際に研修で耳にします。

どうしても人間関係が閉鎖的になるため、このことが原因で転職を考える薬剤師がたいへん多くいるのが実態です。

単調な仕事にやりがいを感じられない

棚から薬を取り出してピッキングするだけの単純な作業の繰り返し、
というイメージが払しょくできないのが調剤薬局の薬剤師の姿です。

患者さんからはそのように見えても、実は専門的知識に基づいて、さまざまなチェックをしていることを理解してもらえないことが、よりやりがいのなさにつながっている場合もあります。

調剤薬局によっては、単科医院の門前で、扱うお薬にも変化が乏しく単調な仕事の連続と感じるところもあるでしょう。

そうした場合には、大病院の門前など、別の調剤薬局へ転職することで単調さから抜け出せる場合もあります。あるいは、調剤薬局単調さよりは、給与は低くてもやりがいと求めて病院薬剤師への転職を考える薬剤師もいます。

お給料は通常 病院薬剤師 < 調剤薬局薬剤師
となっていますが、やりがいの観点からは、 病院薬剤師 > 調剤薬局薬剤師
となる場合が多いようです。

病院のほうが、多くの科があって、さまざまな病気の患者さんが来るため、勉強になるということで病院薬剤師への転職を考えるケースもあります。

それぞれ自分の価値観をどこに持つかによりますので、やりがいがないということから今の調剤薬局からの転職を考える場合には、自分の希望を自分自身でしっかり確認し、コンサルタントとも相談することが重要です。

ドラッグストアの薬剤師の悩みベスト4

ドラッグストアで働く薬剤師の悩みは、調剤薬局で働く薬剤師さんとはとはまた違った悩みを抱えています。

ドラッグストアの薬剤師の悩みベスト3

1.薬剤師として採用されたはずなのに雑用ばかりでやりがいを感じられない

2.コミュニケーションスキルが必要とされるが、接客が苦手

3.売り上げにノルマがあり、店舗が推す商品を販売しなければならないことが苦痛

4.土日は休みが取りにくく、家庭サービスができない

ドラッグストアで働く薬剤師の悩み 昇給 休みが取りにくい 人間関係

薬剤師として採用されたはずなのに雑用ばかりでやりがいを感じられない

ドラッグストアでは「調剤以外の仕事が多い」
というのが悩みのトップにあがってきます。

OTC医薬品の説明などは、薬剤師の技量が発揮できるところですが、
普通のスーパーのようなレジ打ち、品出しなどにも追われて忙しく、
薬剤師らしい仕事ができないことがやりがいの低下になっています。

コミュニケーションスキルが必要とされるが、接客が苦手

ドラッグストアでは接客が大きな部分を占めてきます。
調剤薬局でも接客はもちろん必要ですが、
専門的な話のみですむことが多いため、
接客が苦手という意識を持つことも少なくてすみます。

ところが、ドラッグストアはスーパーマーケット的な事業形態のため、接客が重要になります。

大学で化学などの勉強にいそしんできた身としては、まさか薬剤師になって接客業に力を入れることになるとは思いもしなった、という方も多くいます。

薬剤師としての専門性にやりがいや意義を見出すタイプの薬剤師の場合、
満足度が高いのは病院薬剤師などになります。
けれども、お給料は病院薬剤師は通常低めと言われています。

いっぽう、ドラッグストアは給与は比較的高級です。

それぞれの価値観で、自分は何を優先するかが重要になってきそうです。

また、ドラッグストアには、別の意味をやりがいと見出すタイプの薬剤師もいます。
それは、次の項目とも関連してきますが、
事業として采配をふることに意義を見出せるかどうか、
という点です。

売り上げを上げるために努力したり工夫することが楽しい、
と感じるタイプの方には、ドラッグストアはたいへんやりがいのある仕事場になるはずです。

売り上げにノルマがあり、店舗が推す商品を販売しなければならないことが苦痛

さきほどの項目と共通する部分がありますが、
「物を売る」という行為は薬剤師の仕事ではない。
という考え方が根底にある場合、
ドラッグストアのこういった商業的な部分が苦痛になってきます。

ドラッグストアで働く以上、
商業的な部分が重要な職場であるということを理解したうえで働かないと、
こういった悩みに直結してしまいます。

反対に、売り上げを上げることが楽しい。
というタイプの方には、これほどやりがいのある職場はないということになります。

調剤薬局では、自分の努力で売り上げが簡単にあがるということはなかなか難しいものです。門前の環境などに左右されるところが大きいので、薬局を居心地よく、評判よく運営するのはもちろんのことですが、それだけで突然、売り上げが上がるということは普通はあり得ません。

その点、ドラッグストアでは工夫のしがいがありますので、
やはり、その人その人の望む働き方、個性によって職場を選ぶことが重要になります。

土日は休みが取りにくく、家庭サービスができない

この点に不満を持つ場合には、
土日が休みの調剤薬局などに転職をするしかありません。

ただし、調剤薬局でも、
最近は土日営業のところが増えてきました。

また、ママ薬剤師さんへの措置として、
お子さんが小さい場合には土日出勤を制限してくれる企業もあります。

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さらには、ドラッグストアで最大の悩みは平均的に4週8休というお休みの少なさによるものです。有給があっても現実的に消化できる環境かどうかということです。

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ドラッグストアの中に薬剤師は何人いるでしょうか。
調剤薬局の場合には、薬局の中に薬剤師は何人もいます。けれども、ドラッグストアでは、薬剤師以外の人間の数のほうが多く、資格を持っている薬剤師の数は限られています。したがって、ドラッグストアが開店している時間に薬剤師が不在という状態をなるべく作りたくない店舗の事情を考えると、お休みが取りにくい状況であることは容易に想像がつくかと思います。

就職を考えている店舗の現状は、転職エージェントにしっかりと調べてもらってから就職を決定することが肝要です。勤務が始まってから、こんなはずではなかったと思わないためにも、十分な調査の上で納得して決めるようにしましょう。

企業や製薬会社の薬剤師の悩みベスト3

企業や製薬会社の薬剤師の悩みベスト3

ここに本文を入力1.営業職に薬剤師として価値を見出しにくい

2.転勤が多い

3.残業や休日出勤が多い

営業職に薬剤師として価値を見出しにくい

製薬会社の中でも、とくにMRという職種について、多くの薬剤師が持つ悩みです。

MRとは製薬会社の営業職です。MRの特徴は下記のようになります。

MR(メディカル・レプリゼンタティブ)
・自社製品のみを取り扱う

・価格交渉に応じない

・自社製品に関連した専門的な知識が必要

・医薬品の情報をドクターなどの医療従事者へ提供する。自社製品の優れている点を説明して自社製品の普及に努める

薬剤師の新人研修2週間が終わりました MSについて学びました

薬学生が製薬会社に就職するには

医師への薬の説明をしながら、薬の営業を行う仕事であるため、本来は薬の知識の豊かな薬剤師の仕事であったはずなのですが、文系出身者でもMR職に就いているのが現状です。現在、MR職のうち薬剤師免許を持つのは全体約1割を言われています。

医師からの質問や資料集めの依頼に対応できる優れた薬剤師がMRを務めることがある一方で、単なる接待業になってしまっていることもあり、そういった場合には、薬剤師免許を持つ意味がないと、悲観的になることが多いようです。

転勤が多い

大企業の場合全体に通じることがですが、全国転勤が多いことも悩みの種となります。
転勤が嫌な場合には、他の職種への転職を考えることになりますね。

薬剤師の場合は、再就職が比較的容易なので、転職サイトに相談して転勤のない職場を選ぶようにすればよいことです。

残業や休日出勤が多い

営業職の場合には、残業や休日出勤、不規則な勤務時間などがどうしても起こりえます。

また、研究職の場合にも、かなり残業が多く、ハードなようです。

企業や製薬会社は給与は良いとされていますが、
仕事内容や時間的拘束などを考えると、それなりにハードな職場です。

また、他の職種からの転職はまったく無理ではありませんが、
それほど容易ではありません。
新卒採用が圧倒的に多い職種です。

したがって、離職・転職を考える場合には、
熟考しなければなりません。

病院薬剤師の悩みベスト4

病院薬剤師は、人気の職種ですが一般的に給与の低さが指摘されます。

病院薬剤師の悩みベスト4

1 給与が低いことが不満

2 人間関係に悩む

3 残業や夜勤が多くて体力的にハード

4 責任の重さに押しつぶされそうになる

人間関係の悩み

どの職場にもあり得るのが人間関係の悩み。
調剤薬局も閉鎖的空間で少人数での作業を強いられるため、いったん人間関係が崩れると居づらくなり転職を考えるケースが多くあります。けれども、チェーンの調剤薬局の場合には、転勤などで人間関係を変えることも可能です。また、近隣の関連店舗にヘルプに入るなどで気分転換をはかれる場合も。

ところが、病院の薬局の中はまさに閉鎖空間で、転勤による人事の移動などもありません。
さらに、看護師や医師との関わりは濃いものとはいえず、どうしても薬局の中だけでの人間関係で終始しがちです。

病院薬剤師の場合には、高いプライドを持っている薬剤師も少なくありません。

それでも、新任として就職してから努力を重ねて、立派な薬剤師になれるようがんばってみることは大切です。というのは、いったん退職してしまうと、なかなか大手病院の薬剤師への就職、転職は難しいからです。とにかく人気ある職場です。仕事内容にやりがいと見出せているのなら、人間関係の修復にがんばってみましょう。

残業や夜勤が多くてハード

昨年大手病院に就職した私の友人も、
「ものすごいブラックなの。」
とこぼしていました。

休日には、へとへとになってぐったり寝込んでしまうほどだそうです。

帰りも遅く、順番で夜勤もあり、昼間も目のまわるような忙しさだそうです。

さらには、薬局長への出世を考えるのなら、大学院博士課程まで出ていないと希望はなさそうとのことで、ハードな環境でがんばっても先が見えているのも苦痛だそうです。

私も自分の夏休み中に友人に会いたいと思いましたが、なかなかスケジュールをあわせるのがたいへんです。
「このままだと、結婚を考える暇もないわ。」
と言っていました。

「でも、勉強になるし、やりがいはあるのよ。」
とのこと。

忙しい中で、どのように自分の時間を作り出していくのかが課題となっているようです。

責任の重さに耐えられなくなりそう

病院薬剤師が扱う薬は、多岐にわたり、病院によってはがん患者さんに麻薬を出さなければならない場合もあります。

重篤な患者さんへの薬の扱いなどを考えると、薬剤師としての責任の重さに押しつぶされそうになり、転職をするケースもあります。

このあたりも個人の価値観やものごとの捉え方によって変わってくる部分です。
責任が重いからこそやりがいもある。
もっと勉強してがんばろう。
ミスのないように自己管理にも気を付けよう。

というストイックな考え方をする薬剤師もいます。

けれども、薬ひとつでたいへんなことになることが怖くて、強い薬の取り扱いの少ない町の調剤薬局勤務を希望する薬剤師もいます。

繰り返しになりますが、いったん責任の重さに耐えられず病院薬剤師を退職してしまうと、もう一度がんばってみようと思っても、なかなか再就職は難しくなります。じっくり考えて自分のメンタルも整えて決断することが重要です。

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まとめ

薬剤師さんの悩みについて、大まかに見てきましたが、
いずれにしても、自分の悩みを解決するために転職を考える場合には、
転職エージェントを利用するほうが無難です。

とくに、薬剤師の場合には、優れた転職エージェントが多くありますので、自分の希望の職種にあったエージェントにじっくり相談することです。

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