
みなさまこんにちは。
新米薬剤師のみほです。
新人薬剤師の8割以上が1度は転職あるいは退職を考えたことがあると言われています。
新卒で就職してから約半年。
ここまでがむしゃらにがんばってきたけれど、つらいことが多い。
慣れれば良くなるかと思ってきたけれど、人間関係は深まらない。
ほんとうに、このまま続けていいのだろうか・・・。
と、少々弱気にもなってくる頃です。
実際、私の職場にもこの10月に新卒薬剤師が他の会社から転職してきました。
新人薬剤師が転職したいと思うのはどんな時なのでしょうか。
② やりがいを感じない、仕事の内容に関する悩み
③ 給料・待遇についての不満
大きく、この3つに分けられるようです。
新人薬剤師の悩み_人間関係がつらい
そもそも、薬剤師の転職の理由の上位にくるのは、人間関係。
新人薬剤師も例外ではありません。
薬局は少人数の職場がほとんど。
一度こじれた人間関係は修復しにくいという特徴があります。
新人薬剤師が、可能な限り努力をしても報われず転職に至るのは、この人間関係の悩みが大きいのです。
現実に、パワハラなども多く見られるようです。

就職してみたら薬剤師としての仕事に疑問が
希望に燃えて就職したはずなのに、
実際に働き始めると、次のようなことを感じ始めるかもしれません。
やりがいを感じられない
自分には向いていないのかもしれない
これらの悩みを、どのように解決していけばよいのでしょうか。
これほどたいへんだとは思わなかったという悩みの場合
どんな仕事も、苦労のない仕事はありません。
まだまだ就職して半年。
もっと慣れてくれば、要領よく仕事をこなしていくことができようになるかもしれません。
度を越してハードな職場の場合には、転職を考えることも間違った選択ではないでしょう。
けれども、乗り越えられるのなら、ここでがんばって若くて体力のあるうちに、多くを吸収して実力をつけていくことは今後のキャリアのためにも意味があります。極限まで忍耐する必要はありませんが、少しがんばれるなら、がんばってみることです。
やりがいを感じられないという悩みの場合
医師の処方通りの薬を、ただピッキングして渡すだけの単調さがつまらない、
と感じる薬剤師は少なくありません。
とくに、新人薬剤師にその傾向が強いようです。
薬剤師の仕事の奥深さが、まだ良く理解できていないためとも言えます。
少なくとも1年はしっかり働いてみて、現在の職場が例えば単科の門前のためつまらないから、もっと勉強できる職場に変わりたい、という願望が出てくるようなら、情報を集めたうえで転職という道を考えてもいいかもしれません。
ただし、新人薬剤師が早々に転職をしたという履歴を作った場合、不利になる点がいくつかあります。
新人薬剤師の転職が今後のキャリアの不利になる点
① 次の仕事を探す際に、
・少しのことでやめてしまう、忍耐のない人間なのでは・・・
と、誤解を受ける恐れがあります。
② しっかりと薬剤師としても実務を身につけることができない。
転職先でもキャリアを積んでいない薬剤師、ということで即戦力にならないと判断されてしまう。
それでも転職せざるを得ない場合はありえます。
その場合、こういったマイナスポイントを自分が持っていることを理解しておくほうがよいでしょう。
今の仕事は自分に向いていないという悩みの場合
薬剤師の仕事は多岐に渡ります。
研究を主とする仕事
接客が重要な仕事
周囲への気配りが必要な職場
など、さまざまな職場があります。
新人薬剤師の給料や待遇についての不満
就職した後に、先輩や他の企業や病院に就職した同級生から給与や待遇についての話を聞くと、自分との差に愕然として、現状への不満を感じ始めることもあります。
この場合は、転職を急いではいけません。
まだまだ薬剤師として十分な知識と経験を積んではいないはず。
今の職場でしっかりと経験を積んで実力をつけてから転職を考えたほうが、より条件の良い職場への転職がかなうようになります。

