新人薬剤師みほの奮闘記

併用禁忌でも妊婦禁忌でも医師の処方は薬剤師にはくつがえせない!!

こんにちは。
新米薬剤師のみほです。

薬剤師として就職して、もう少しで半年。
私も、少しは薬局の中で戦力になってきたかな。

指導してくださるブラザーという先輩薬剤師さんに横についてもらってですが、調剤も毎日のようにしています。

そんな中、先日薬剤師としての限界を感じるできごとがありました。

ステロイドの処方で薬剤師の限界を感じた

ステロイドは、健康な人はもちろんのこと体内で生産されています。
そして、その量には日内変動があり、朝が一番多く夜になるにしたがって少なくなります。

ですから、薬を処方する際にも、人間の自然な日内変動にあわせた処方が理想となります。

<例>1日に3錠処方された場合

朝:2錠
昼:1錠
夜:0錠

といった処方の仕方が理想です。

また、長くステロイド剤を飲み続けてきた患者さんが突然やめるのは良くありません。
徐々に減らすようにしなければなりません。

ですから、例えばですが、
朝:1錠
昼:1錠
夜:0錠

次には
朝:1錠
昼:0錠
夜:0錠

といった具合に減らしていかなければならないのです。

耳鼻科医のステロイド処方

ところが、近隣の耳鼻科から入った処方箋は、私が学んできた基本的なステロイド処方の知識とは異なっていました。

朝:1錠
昼:2錠
夜:1錠

となっていたんです。

先輩薬剤師さんに

みほ

このステロイドの処方おかしくないですか?

と尋ねてみました。

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すると、先輩薬剤師さんが教えてくださったのは次のようなことでした。

先輩薬剤師

実はね、お隣の耳鼻科の先生の処方は、ときどきおかしいなと思うことがあるんだよ。

でも、この患者さんの場合は、この処方のまま長くステロイドを飲んでいるから、今さら自分たちがどうこう言えないんだよ。

疑義照会をしても、医師からこれで問題ありません。このまま処方してくだい、と言われれば自分たちは はい と言うしかないんだよ。

ということでした。

薬剤師としてできることの限界をあらためて思い知らされた瞬間でした。

妊婦禁忌でも処方しなければならない

実は、整形外科医から回ってくる処方の中には、妊婦禁忌の薬が無造作(?)に使われていることがままあります。

妊婦禁忌の薬が妊婦さんに処方されていた場合、

医師に疑義照会しても
「これで問題ありません。」
という回答があれば、疑問を持っていても処方しなければなりません。

その場合、妊婦さんに

みほ

この薬は妊婦さんに禁忌のものですが、
医師がこれで良いと言われるので、
このままおのお薬をお出しします。

とは、言いにくいものです。

患者さんが不安を抱えることになってしまいますから。

そこで仕方なくそのままの処方で患者さんにお渡しします。

薬剤師としては、もし、何事か起きた場合、薬剤師が禁忌を見落としたのではない、ということを記しておくための自営の手段として薬歴への記入をしっかりとしておくことになります。

自分たちにできるのはここまで。

医師の処方が何より優先される現状では、薬剤師の限界があるのだと、あらためて思い知らされています。

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